換気システムとは
日本の住宅は近年になって高気密が叫ばれるようになりました。
高気密住宅は家の内部の温度が外気に影響を受けにくくなり、冷暖房費が抑えられるというメリットがあります。
その反面部屋の空気が外に逃げにくくなります。
ビニールクロスなどの建材から発生する化学物質や人から排出される二酸化炭素が屋内に滞留してしまい体に悪い影響を及ぼす様になります。
酷い状況だと「シックハウス症候群」というものになり、最悪死亡例も発生しました。
そのため日本の法律で24時間換気と言うものが義務付けられています。
換気のシステムに種類があるので見ていきましょう!
全館空調
メリット
最大のメリットは全ての部屋が均一の温度に保たれるという点です。
家のどの部屋に行っても室温が変わらないため冬場廊下に出た時のヒヤッとした不快感を感じなくて良くなります。
私も全館空調を知ったとき、全館空調が標準の工務店を調べまくりました。
正に憧れの住宅設備ですよね。笑
デメリット
最大のデメリットはランニングコスト、メンテナンスコストが高くつくという点です。
全館空調とはそもそも業務用エアコン一台で家全体を管理するものです。
業務用エアコンも通常のエアコンと同じ10〜15年周期で壊れたり、メンテナンスが必要になります。
交換となると100万円以上掛かってしまい、大変な家計負担になります。
高いから交換をしないとなると、部屋の冷暖房が出来なくなり寒くて暑い暮らしになってしまいます。
代わりに通常のエアコンを買うという人もいますが全館空調は換気システムも兼ねているので、今度は適切な換気が出来なくなり体に悪い家になってしまいます。
また全館空調は24時間大きなエアコンを点けているのと同じ意味になるので電気代が1万円以上掛かってくる事も忘れてはいけません。
第三種換気
第三種換気とは一般的なアパートやマンション、昔の住宅はほとんど第三種換気システムが採用されています。
第三種換気システムとは壁に吸気口が空いていてその穴から外の空気を取り込み、お風呂やキッチンの換気扇から空気を排出する構造になっています。
メリット
最大のメリットは金額が安価という点です。
1番おすすめの第一種換気システム、マーベックスの澄家は採用すると50万円程度は覚悟した方が良いです。
その点、第三種換気の場合は壁に通気口が設置されるだけなので追加費用は掛かりません。
デメリット
- 冷暖房効率が落ちる
最大のデメリットは外の空気をそのまま取り込むため、外が寒いと寒い空気を取り込み、外が暑いと暑い空気を取り込んでしまう点です。
折角エアコン等で部屋の温度を快適な温度にしても、外気温のまま空気が入ってくるので冷暖房効率が悪くなってしまいます。
結果、冷暖房の光熱費が多く掛かってしまいます。
- 雨が吹き込んでくる
台風や風が強い大雨の日になると通気口から直接雨が吹き込んでくる事があります。
私の住んでいるアパートでも雨が吹き込んできた事があり、室内の壁紙に雨垂れがついてしまいました。
何で室内に雨垂れが…(絶句)
第一種換気
第一種換気とは外の空気を部屋に取り込む際、機械を通して室温に近い温度に変換してから部屋に空気を取り込むシステムです。
メリット
- キレイな空気か入ってくる
フィルターを通して空気が入ってくるため、第三種の様な直接
- 光熱費が抑えれる
外気を室温に近い温度に交換してから取り込むためあまり室温が変化しません。
そのため冷暖房効率が良くなるので光熱費が抑える事ができます。
デメリット
- 価格が高い
第一種換気システムでおすすめがマーベックス社の澄家という商品です。
第三種換気システムと比べ50万円程度費用が高くなります。
- ダクト給気型の場合メンテナンスが困難
ダクト給気型というのは外から取り込んだ空気を各部屋に送る際に、ダクトを通して給気するモノになります。
湿気などがあるとダクト内部にカビやホコリが溜まる事がありますが、その清掃をする事が出来ないのです。
清掃しようとしても専門業者を呼ぶ必要があり、費用が掛かってしまいます。
総評
おすすめ順は第一種換気→第三種換気→全館空調です!
マーベックスの澄家を標準としていない住宅会社でも見積を取ってもらうと良いです!
意外と差額が掛からずに採用できるかもしれません!
それでは!
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